施術が終わったその場で鏡を見せられ、はっきり白くなっていた。担当の方と一緒に確認して、満足して帰った。ところが数日後、洗面所の鏡を見ると元に戻っているように見える。費用も時間もかけただけに、受け止めきれない。
このとき先に確かめたいのは、原因ではありません。比べている相手のほうです。あの日の鏡に写っていたものには、色が動いた分とは別のものが混ざっています。そこが分かると、いま見えている状態の意味も変わります。
何と比べて「白くならなかった」と感じているか
まず、判断の出発点からです。
数日後に「戻った」と感じるとき、比べている相手はたいてい施術当日に見た自分の歯です。施術者と一緒に確認しているぶん、記憶としても強く残ります。あのときの見え方が、そのまま基準になっています。
ここが、この状況の入り組んでいるところです。基準がないのではありません。基準はあるのに、それが比べる相手として使えない。そういう状態です。
施術のあいだ、歯は乾いている
なぜ使えないのか。施術中に歯へ起きていることから見ていきます。
歯科医院での施術は、薬剤が歯ぐきに触れないよう歯を隔離した状態で進みます。口を開けたまま時間が経つため、そのあいだ歯は乾いた状態になります。
乾いた歯には、色とは別の変化が起きます。エナメル質の内部にあるすきまが、水ではなく空気で満たされるのです。すると光の通り方が変わります。透明感が下がり、そのぶん明るさと不透明さが増します。
結果として、乾いた歯は白く見えます。 これは薬剤が色素に働きかけた結果とは別の現象です。同じ「白く見える」でも、由来が違います。
そして水分が戻れば、この分の見え方も戻ります。時間の経過とともに、元の見え方に近づいていきます。
だから、当日の鏡は基準にならない
ここまでを重ねると、あの日の鏡に何が写っていたのかが見えてきます。
施術直後の見え方には、2つが重なっています。実際に動いた色と、乾いていたことで明るく見えていた分です。
数日後に見えているのは、このうち前者だけです。後者は水分が戻った時点で消えています。
つまり「戻った」と感じたのは、白さが失われたからではありません。当日に上乗せされて見えていた分が、なくなっただけです。起きるべくして起きたことで、施術がうまくいかなかったこととは別の話になります。
なお、色が時間をかけて元の方向へ戻っていくことは、これとは別にあります。そちらは数日ではなく、もっと長い時間の話です。間隔の考え方はホワイトニングの頻度は2種類ある|目標までの間隔と、維持の間隔は別物にまとめました。数日での落差と、時間をかけた戻りは、混ぜないほうが判断しやすくなります。
では、何と比べるのか
基準を置き直します。比べる相手は、施術を受ける前の状態です。
開始前に色を見て記録している場合は、それがそのまま使えます。歯科医院側に控えが残っていることもあるので、まず聞いてみてください。
記録がなければ、いまから作れば次からは判定できます。条件をそろえた写真の撮り方はホームホワイトニングが白くならないと感じたら|まず変化を判定できる状態にするに整理してあります。
色の見本で番号を控える場合は、番号だけでは持ち運べません。何を一緒に控えるかはホワイトニングのレベルとは?数字は白さの物差しではなく、見本の中の位置に書きました。
ここまでは、自分の側で埋められる欄です。
自分の側に変数がない、ということ
もう一つ、この状況に特有の点を挙げておきます。
自宅で進める方式であれば、「続けられたかどうか」が結果に効いてきます。装着できた日数を数え直すと、見え方が変わることもある。
歯科医院で施術を受ける方式には、その部分がありません。 実行したのは施術する側で、自分の側に動かせる変数がなかったということです。
だとすると、「もっと頑張ればよかった」という反省先はありません。うまくいかなかったとしても、やり方の問題ではないということになります。
残るのは、施術側の条件と、歯の側の条件です。歯の側で関わるものには、もとの歯の色、薬剤では変化が届きにくい歯質、人工物の位置、表面に残っていた着色などが挙がります。何が当てはまるかはホームホワイトニングとは?始めてから白さが安定するまでの流れと費用の考え方に挙げてあり、色がどの層から来ているかの見分け方は歯の黄ばみを取る方法|「落として取れる黄ばみ」と、そうでない黄ばみの見分け方にあります。
どちらも、見てもらわないと確定しない欄です。
※歯科医院で受けるホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。費用・回数は医院や使用するシステムにより異なります。施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)ことがあり、詰め物・被せ物などの人工物は薬剤では色が変わりません。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
※名古屋名駅矯正歯科はオフィスホワイトニングを提供していません。名古屋名駅矯正歯科で提供しているホームホワイトニングは、自由診療(保険適用外)です。標準的な費用は、マウスピースをお持ちでない方が初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)・2ヶ月目以降11,000円/月(税込)、すでにマウスピースをお持ちの方が初月から11,000円/月(税込)です。期間・回数は歯の状態により異なり、オンライン診療にもとづいて決定されます。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
いまの状態がどのあたりにあるのかは、見てもらえば切り分けられます。受けた場所とは別に、確認だけを進めることもできます。オフィスホワイトニングの詳細はこちら
受けた歯科医院に伝えるとき
ここで止まる方が多いので、触れておきます。
一度終わった施術について連絡するのは気が引ける。手間をかけさせることになるし、文句を言っていると受け取られたくない。そう考えて、そのままにしてしまう。よく聞く話です。
伝える内容は、評価である必要がありません。伝えるのは状態です。「当日はこう見えていた、いまはこう見えている」。この程度で材料になります。
記録があれば、そこから進め方の調整の話に入れます。次をどうするか、間隔をどう置くか。判断の材料として扱われるものなので、早く伝えたほうが話は前に進みます。
そしてもう一つ。いまの状態を見てもらうことと、どこで受けたかは切り離して構いません。受けた場所の話と、これからどうするかの話は別に進められます。
※名古屋名駅矯正歯科で提供しているホームホワイトニングは、自由診療(保険適用外)です。標準的な費用は、マウスピースをお持ちでない方が初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)・2ヶ月目以降11,000円/月(税込)、すでにマウスピースをお持ちの方が初月から11,000円/月(税込)です。期間・回数は歯の状態により異なり、オンライン診療にもとづいて決定されます。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
名古屋名駅矯正歯科で扱っているのは、自宅で進める方式です。毎日少しずつ進む形なので、一度に明るく見える瞬間が基準になりにくく、色の見本も手元に置いて追えます。オフィスホワイトニングの詳細はこちら
オフィスホワイトニングで白くならなかったときのよくある質問
もう一度受ければ白くなりますか?
そう決まっているわけではありません。いまの状態が届く範囲の上限なのか、まだ途中なのかによって変わります。
この切り分け方はホワイトニングで後悔したとき|動かせるものと、動かせないものを分けるに整理してあります。追加を決める前に、そこを確かめる順序になります。
これは後戻りですか?
数日のうちに起きた見え方の変化であれば、水分が戻ったことによるものが含まれます。色そのものが時間をかけて戻っていくことは、それとは別にあります。
2つは起きる速さが違うので、分けて考えると判断しやすくなります。時間をかけた戻りの話はホワイトニングの頻度は2種類ある|目標までの間隔と、維持の間隔は別物で扱いました。
自宅で行う方式なら違いますか?
進み方が違います。毎日少しずつ変化していく形なので、一度に大きく明るく見える瞬間がありません。そのぶん、期待の基準がその瞬間に固定されることもありません。
進み方そのものはホームホワイトニングとは?始めてから白さが安定するまでの流れと費用の考え方にまとめました。
歯科医院を変えたほうがいいですか?
ここで判断する材料は、まだそろっていません。いまの状態が上限なのか途中なのか、歯の側にどんな条件があるのか。これらが分からないうちは、場所を変えても同じところで迷います。
先に確かめるのは状態のほうです。それはどこで受けたかにかかわらずできます。
まとめ|落差は、起きるべくして起きている
施術直後に見えた白さと、数日後に見える色。この落差には理由がついています。
施術のあいだ、歯は隔離されて乾いた状態にあります。乾くとエナメル質のすきまが水ではなく空気で満たされ、光の通り方が変わって、明るく不透明に見えます。つまり当日の鏡には、動いた色と乾いていた分の両方が写っていました。
数日後に見えているのは前者だけです。「戻った」のではなく、上乗せされていた分が消えただけということになります。
だから比べる相手は、当日の鏡ではなく施術を受ける前の状態です。記録がなければ、いまから作れば次からは判定できます。
そして、うまくいかなかったとしても、自分の側に動かせる変数はもともとありませんでした。残っているのは、確かめる工程のほうです。
名古屋名駅矯正歯科のホワイトニング
通院の負担を抑えたい方に向けて、オンライン診療と自宅でのケアで進めるホワイトニングをご用意しています。3Dスキャンで採得した歯型からオーダーメイドのマウスピースを作成し、歯科医師の診断のもとでホワイトニング剤と知覚過敏抑制剤をお届けします。
- 診察はオンラインで完結。マウスピースをお持ちの方は来院いただく必要がありません
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※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります

