前歯の1本が差し歯になっている。入れた当時は周りと合っていたのに、年月が経つにつれてそこだけ浮いて見えるようになった。ホワイトニングで揃えられないかと調べたところ、「差し歯は白くならない」という答えで行き止まる。
その次に見つかるのが、歯のマニキュアです。ただ、この2つはホワイトニングとその簡易版、という関係にはありません。同じ列に並ぶものではなく、相手の選び方からして別です。ここが分かると、使いどころも決まります。
薬剤が効かないのは、弱いからではない
まず、行き止まった理由のほうからです。
ホワイトニングの薬剤が働きかけているのは、天然の歯の中にある色のついた化合物です。反応の中身はホワイトニングの仕組み|「色素を分解する」の中身は何かにまとめました。
ここで押さえておきたいのは、相手が決まっているという点です。相手が決まっているということは、素材が違えば対象の外になるということでもあります。
差し歯に効かないのは、濃度が足りないからでも、時間が短いからでもありません。そもそも相手が違うからです。濃度を上げても、回数を重ねても、この関係は変わりません。
覆うものは、相手を選ばない
では、歯のマニキュアは何をしているのか。
こちらは、歯の表面に色を乗せて白く見せる方式です。歯を削らずに済みます。内部に働きかけるのでもなく、上に重ねる形になります。
乗せる方式である以上、下が何であっても構いません。天然の歯でも、差し歯でも、銀色の詰め物でも、乗せる面があれば同じように扱えます。
差し歯に使えるのは、この性質によるものです。効き目が強いから使えるのではなく、相手を選ばないから使える。ここが薬剤との決定的な違いになります。
ただし、乗せたものは残り続けない
一方で、覆う方式には覆う方式の性質がついてきます。
表面に乗っているものなので、いつまでもそこに残るわけではない。日々の飲食や歯みがきにさらされる場所に乗せている以上、時間とともに失われていきます。
どのくらい持つかは、使うものによって幅があります。ここで具体的な期間を挙げるのは控えます。確認できるのが各社の示す数字だけで、それをそのまま持ってくると想定とずれるためです。
押さえておきたいのは、恒久的に色をそろえる手段ではないという点です。乗せたら終わり、という性質のものでもありません。
だから、比べる軸が変わる
ここまでを踏まえると、判断のしかたが見えてきます。
見るべきなのは「効くかどうか」ではないでしょう。効くかどうかで言えば、相手を選ばない以上、乗ります。問うべきは「いつまで持てばいいか」のほうです。
期限のある目的とは噛み合います。 特定の日に間に合わせたい、という使い方であれば、性質と目的が一致します。
恒久的にそろえたいなら、方向が変わります。 差し歯そのものを作り替えるという話になり、担当も変わります。この切り替わりはホワイトニングで後悔したとき|動かせるものと、動かせないものを分けるに整理しました。
どちらが優れているという話でもありません。目的に期限があるかどうかで、噛み合う手段が分かれるというだけです。
なお、名古屋名駅矯正歯科ではこの処置を行っていません。ここまでは一般的な解説として読んでください。
※名古屋名駅矯正歯科で提供しているホームホワイトニングは、自由診療(保険適用外)です。標準的な費用は、マウスピースをお持ちでない方が初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)・2ヶ月目以降11,000円/月(税込)、すでにマウスピースをお持ちの方が初月から11,000円/月(税込)です。期間・回数は歯の状態により異なり、オンライン診療にもとづいて決定されます。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
差し歯の側は動かせなくても、決められることは残っています。オフィスホワイトニングの詳細はこちら
差し歯の色が動かせないなら、動かせる側で決める
もう一つの見方を置いておきます。
差し歯の色を動かせない以上、そろえる先は周りの天然歯になります。ここは動かせる側です。
周りを白くすれば、差し歯との差は開きます。そのままにすれば、いまの差が残ります。どちらを取るかは、目標をどこに置くかという話になります。この動き方はインプラントとホワイトニング|目標の上限を決めるのは人工歯の色で扱いました。
そして、この判断は差し歯の処置とは別に進められます。差し歯を診てもらう歯科医院と、白くする側の相談先は、同じでなくて構いません。
※名古屋名駅矯正歯科で提供しているホームホワイトニングは、自由診療(保険適用外)です。標準的な費用は、マウスピースをお持ちでない方が初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)・2ヶ月目以降11,000円/月(税込)、すでにマウスピースをお持ちの方が初月から11,000円/月(税込)です。期間・回数は歯の状態により異なり、オンライン診療にもとづいて決定されます。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
名古屋名駅矯正歯科は診察がオンラインで完結します。差し歯の相談とは別に、白くする側だけを先に進められます。オフィスホワイトニングの詳細はこちら
差し歯とマニキュアに関するよくある質問
市販のものと歯科で行うものは違いますか?
扱いが分かれます。どこまでのことができるか、どのくらい持つかにも差が出ます。
ここは歯科医院で確認する項目になります。自分の差し歯に対して何が適応になるかを含めて、見てもらったうえでの判断です。
マニキュアの上からホワイトニングはできますか?
覆っている状態では、薬剤が歯の面に届きません。同時進行にはならない、ということです。
両方を考えているなら、順序の相談になります。どちらを先にするかで、仕上がりの想定も変わります。
銀色の詰め物にも使えますか?
相手を選ばない方式なので、下の素材そのものは問われません。
ただし、乗せる面の状態によって適応が変わることはあります。判断は歯科医師によります。
差し歯を作り替えるなら、先に周りを白くしたほうがいいですか?
順序が効きます。先に周りを明るくしてから、その色に合わせて作るという順番でないと、また差が出ます。
この考え方はホワイトニングと虫歯|「治療が先」で終わらせると、詰め物の色が決まってしまうにまとめました。人工物全般に共通する順序です。
まとめ|相手を選ぶかどうかで、できることが決まる
差し歯にホワイトニングの薬剤が効かないのは、薬剤が弱いからではありません。相手が決まっているためでした。働きかける先が天然の歯の中にある化合物なので、素材が違えば対象の外になります。
歯のマニキュアが差し歯にも使えるのは、その逆の性質によります。表面に乗せる方式なので、下が何であっても関係しない。相手を選ばないから使えます。
ただし、乗せたものは残り続けるわけではない。だから比べる軸は「効くかどうか」ではなく、「いつまで持てばいいか」になります。期限のある目的とは噛み合い、恒久的にそろえたいなら別の方向になります。
そして差し歯の色が動かせない以上、そろえる先は周りの天然歯です。動かせない側を見続けるより、動かせる側で目標を決めるほうが、判断は進みます。
名古屋名駅矯正歯科のホワイトニング
通院の負担を抑えたい方に向けて、オンライン診療と自宅でのケアで進めるホワイトニングをご用意しています。3Dスキャンで採得した歯型からオーダーメイドのマウスピースを作成し、歯科医師の診断のもとでホワイトニング剤と知覚過敏抑制剤をお届けします。
- 診察はオンラインで完結。マウスピースをお持ちの方は来院いただく必要がありません
- 歯型に合わせたオーダーメイドのマウスピースで、薬剤を歯の隅々まで行き渡らせます
- しみる症状に備えた知覚過敏抑制剤を同梱。経過はLINEでご相談いただけます
※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります

