むし歯が気になっている状態で、ホワイトニングも考えている。この場合の答えとして置かれているのは、たいてい「治療が先です」の一言です。それ自体は正しいのですが、そこで話が終わってしまうと、決まらないまま進んでしまうことがあります。
治療とホワイトニングは、順番に並ぶだけの2つの予定ではありません。むし歯を治すと、そこには詰め物が入ります。そして詰め物の色は、薬剤では変わりません。つまり、どの白さに合わせて詰めるかを、詰める前に決めることになります。ここでは、その決定がどこで発生するのかを整理します。
「治療が先」で止まると、決まらないことが残る
むし歯があるときに治療が先になる理由は、歯医者でホワイトニングを受けるとどうなる?初回に決まること・決まらないことで扱っています。断られたのではなく順序の話だという点も、そちらに書きました。順序として整理する見方はホワイトニングはしない方がいい?言われる理由を4つに仕分けて考えるの④に置きました。
前提として、治療が済んでいればホワイトニングは受けられます。むし歯があること自体が、受けられない理由として残り続けるわけではありません。ここで扱うのは、その先です。治療が終わったとき、口の中は治療前と同じ状態ではありません。
むし歯を治すというのは、悪くなった部分を取り除いて、そこに何かを詰めるという作業です。範囲が小さければ詰め物、大きければ被せ物になります。素材も一通りではなく、金属が使われることもあれば、歯の色に近づけた白いものが使われることもあります。どちらにしても、歯の一部が人工物に置き換わります。
そして人工物は、薬剤を使っても色が変わりません。ホワイトニングの薬剤が働きかけるのは天然の歯であって、詰めたものには作用しないためです。
ここまでは、既に知っている方も多いと思います。問題は、その先で何が起きるかです。
詰め物の色は、詰めるときに決まる
歯の色に合わせるタイプのものは、そのときの周りの歯の色に合わせて作られます。白ければ白いものを、そうでなければそれに近いものを選ぶ。目立たないようにするための手順です。
ここで順序が効いてきます。
治療を先に済ませた場合、詰め物は「いまの色」に合わせて入ります。その後にホワイトニングを進めると、周りの天然の歯は白くなっていきます。ところが詰め物は変わりません。結果として、その部分だけが元の色のまま残ります。
これは処置の失敗ではありません。詰めた時点では、そのとき自然に見える色が選ばれています。あとから周りが変わったというだけの話です。
奥のほうであれば、この差が問題にならないこともあります。ただ、前歯や、笑ったときに見える範囲であれば、話は変わってきます。
順序が入れ替わることがある
では逆にしたらどうなるか。
先にホワイトニングを進めて、白くなった状態で詰めれば、その色に合わせて詰められます。差が出る余地が小さくなります。
実際、むし歯がごく小さく、待てる状態であれば、この順序が選ばれることもあります。ただし、これは自分から指定できるものではありません。
むし歯の状態によっては、治療を先に済ませる以外の進め方がありません。待てる状態かどうかは、症状の出方だけでは分かりません。しみないから小さい、しみるから大きい、と対応しているわけでもないためです。
だから、この章の内容は「後回しにしてもらう交渉材料」ではありません。そういう順序もありうると知っておくための材料です。知っていれば、聞くことができます。
※名古屋名駅矯正歯科で提供しているホームホワイトニングは、自由診療(保険適用外)です。標準的な費用は、マウスピースをお持ちでない方が初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)・2ヶ月目以降11,000円/月(税込)、すでにマウスピースをお持ちの方が初月から11,000円/月(税込)です。期間・回数は歯の状態により異なり、診察にもとづいて決定されます。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
どちらの順序になるかは、口の中を見ないと決まりません。名古屋名駅矯正歯科ではオンライン診療で状態を確認できます。いまの状態を確かめる
どちらの順序になるかを分けるもの
判断の材料になるのは、おおよそ3つです。
むし歯の進み方。待てる状態なのか、そうでないのか。ここは自分では測れません。3つのうち、唯一こちらから出せない材料です。
その歯が見える位置かどうか。色の差が気になる範囲にあるかどうかで、順序を工夫する意味の大きさが変わります。人工物がどこにあるかで受け止め方が変わることはホワイトニングのデメリット、自分に当てはまるのはどれ?重みを決める2つの条件で扱いました。
どこまで白くするか。目標が高いほど、詰めた色との差は開きます。逆に、いまの色から大きく動かさない目標であれば、差は小さくとどまります。
3つのうち2つは、自分の側にあります。見える位置かどうかも、どこまで白くしたいかも、自分が知っていることです。ここを持っていけば、残り1つと合わせて順序が決まります。
伝えるタイミングは、詰める前
ここまでを踏まえると、要点は「何を伝えるか」ではなく「いつ伝えるか」に寄ります。
治療が一通り終わってから「実はホワイトニングも考えていて」と切り出した場合、詰め物はもう入っています。色は決まってしまっています。同じ内容を伝えても、届く先が違ってしまうわけです。
伝えること自体は簡単です。「ホワイトニングも考えています」の一言で足ります。詳しい希望が固まっている必要はありません。その一言があれば、見える位置かどうかも、目標の色をどこに置くかも、必要に応じて向こうから聞かれます。
逆に言うと、その一言がないと、治療は治療として自然に進みます。誰も間違えていないのに、あとから差が出る。この形になりやすいのが、むし歯とホワイトニングの組み合わせです。
※名古屋名駅矯正歯科で提供しているホームホワイトニングは、自由診療(保険適用外)です。標準的な費用は、マウスピースをお持ちでない方が初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)・2ヶ月目以降11,000円/月(税込)、すでにマウスピースをお持ちの方が初月から11,000円/月(税込)です。期間・回数は歯の状態により異なり、診察にもとづいて決定されます。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
治療を挟む場合の進め方についても、始める前に見通しを立てておけます。名古屋名駅矯正歯科ではLINEから歯科医師に相談できます。進め方を相談する
ホワイトニングと虫歯治療に関するよくある質問
治療した歯は、あとから白くできますか?
詰めたもの自体は、薬剤では色が変わりません。作用するのは天然の歯の部分です。
すでに入っている詰め物をどう扱うかは、位置や大きさによって考え方が分かれます。ここは担当の歯科医師に見てもらう領域です。
小さな虫歯なら、ホワイトニングを先にしてもらえますか?
そう進むこともありますが、こちらから決められるものではありません。待てる状態かどうかは、見た結果で判断されます。
聞き方を変えると噛み合います。「先にホワイトニングをしたい」ではなく、「ホワイトニングも考えているので、順序を相談したい」です。
治療中でもホワイトニングは始められますか?
一律には決まりません。治療している歯がどこか、どの段階かによって扱いが変わります。
自己判断で並行して進めるのは避けて、いま治療を受けている歯科医師に確認してください。
まとめ|順序は、あとから戻せない
むし歯があるなら治療が先、という答えは正しいものです。ただ、そこで止めると、詰め物の色という決定が自動的に済んでしまいます。
詰め物は、詰めるときの周りの色に合わせて作られます。治療を先に済ませればいまの色に、白くしてから詰めればその色に合います。どちらが選べるかは、むし歯の進み方によって変わります。
自分から出せる材料は、その歯が見える位置かどうかと、どこまで白くしたいかの2つです。そして伝えるのは、詰める前。「ホワイトニングも考えています」という一言が効く場面が、ここにあります。
名古屋名駅矯正歯科のホワイトニング
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※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります


