しみる、後戻りする、人工物は白くならない、食事に気をつける必要がある。デメリットとして挙がる項目は、どのページを見てもだいたい同じです。項目は分かった。それでも、自分に当てはまるのかどうかだけが分からない。そこで止まることがあります。
デメリットは、全員に同じ重さで効くわけではありません。重みを決めているのは、口の中の状態と目的の2つです。そしてこの2つでは変わらない、条件によらないものも2つあります。ここでは、その物差しを整理します。
デメリットの一覧が判断に使えない理由
一覧に並ぶ項目は、どれも同じ大きさで書かれます。しかし実際に受けたときの重みは、人によってまったく違います。
分かりやすいのが人工物の話です。「人工物は白くならない」という項目は、前歯に被せ物がある方にとっては決定的です。天然歯だけが白くなり、そこに色の差が出るためです。一方、奥歯に詰め物があるだけなら、笑ったときに見える範囲に差が出ないので、重みはかなり下がります。同じ一文が、人によって致命的にも些細にもなります。
多くのページはこの差を「個人差があります」と書いて締めます。ただ、差があること自体は読者も分かっています。足りないのは、何が差を生んでいるのかという情報です。
そして、差を生む条件は2つしかありません。
重みを決めるのは「口の中の状態」と「目的」
一つ目は、すでにある口の中の状態です。人工物がどこに入っているか、もともとしみやすいかどうか、歯の色がどういう性質のものか。これらは今の時点で決まっていて、自分では変えられません。
二つ目は、これからどうしたいかという目的です。一度きりで済ませたいのか保ち続けたいのか、目標にしている時期があるのか、生活のどこに時間を置けるのか。こちらは自分で決められます。
どちらも、方式や薬剤の側の話ではありません。自分の側の条件です。だからこそ、同じ方式を選んでも重みが変わります。順に見ていきます。
口の中の状態で重みが変わるもの
人工物がどこにあるか
前歯の見える範囲に被せ物や詰め物があるかどうかで、重みが大きく変わります。
薬剤で色が変わるのは天然の歯だけです。そのため、見える位置に人工物があると、天然歯が白くなった分だけ色の差が出ます。逆に、見える範囲がすべて天然歯であれば、この項目は実質的に効きません。
自分の口の中のどこに何が入っているかは、鏡ではっきり分からないことも多い部分です。ここは確認して初めて重みが決まります。
もともとしみやすいかどうか
冷たいものがしみることがある方にとっては、しみるという項目の重みは上がります。もともと症状がない方にとっては、起こりうる一時的な症状という位置づけにとどまります。
ただし、しみやすい方が受けられないという話ではありません。薬剤の濃度や使う時間には調整の幅があるためです。重みが上がるのは、進め方の調整が前提になるという意味においてです。
もとの歯の色と歯質
もとの色が濃い場合や、歯の内部の色に由来する変色がある場合は、変化の現れ方が変わります。
このとき効いてくるのは「デメリット」というより、目標設定の話です。どこまでを目指すかを最初に決めておけば、想定とのずれは小さくできます。逆に、目標を決めずに始めると、同じ結果でも不満として残ります。
目的で重みが変わるもの
一度きりか、保ち続けるか
後戻りの重みは、ここで決まります。
一度きりで済ませるつもりなら、時間が経って色が戻ることは想定内です。予定に間に合えば目的は果たせます。一方、白さを保ち続けたいなら、後戻りは「受け直しが要る」という話になり、費用が続く問題に変わります。
続けた場合に費用がどう積み上がるかはホワイトニングの値段はいくら?「1回あたり」の数え方と総額の決まり方を解説で分解しました。後戻りの重みは、こちらとセットで測ると見えやすくなります。
目標の時期が決まっているか
時間がかかるという項目の重みも、目的次第です。
時期が決まっていなければ、仕上がりまでに幅があること自体は問題になりません。逆に期限があると、この項目は方式の選択そのものに関わります。そこから絞る手順はホワイトニングはどれを選ぶ?目的から方式を絞る4つの質問にまとめてあります。
装着や施術を生活のどこに置くか
自宅で進める方式では、装着している間は飲食ができません。この制限がどのくらい効くかは、時間帯をどこに置けるかで変わります。
就寝前に置ける方にとっては、実質的な制限がほとんど発生しません。逆に、その時間帯が取れない場合は日々の負担として効いてきます。時間帯の決め方についてはホームホワイトニングは毎日どう回す?時間帯・ジェルの量・できなかった日の扱いで扱っています。
※名古屋名駅矯正歯科で提供しているホームホワイトニングは、自由診療(保険適用外)です。標準的な費用は、マウスピースをお持ちでない方が初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)・2ヶ月目以降11,000円/月(税込)、すでにマウスピースをお持ちの方が初月から11,000円/月(税込)です。期間・回数は歯の状態により異なり、診察にもとづいて決定されます。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
自分の口の中の状態は、確認しないと埋まりません。まずは歯の状態を確認する
誰にとっても軽くならないもの
ここまでは条件によって重みが変わる話でした。一方で、条件によらないものが2つあります。この2つは進め方を工夫しても、目的を設定し直しても消えません。
一つは、人工物の色が薬剤で変わらないことです。前の章では「見える位置にあるかどうかで重みが変わる」と書きましたが、色が変わらないという事実自体は変わりません。見える位置に人工物がある方にとっては、天然歯との差をどう扱うかを最初に決めることになります。
もう一つは、白さが永続しないことです。維持するかどうかは選べますが、時間の経過とともに色が戻ること自体は避けられません。一度で終わりにする場合も、その状態が続くわけではないという前提は同じです。
この2つは、軽くする方法を探す対象ではありません。引き受けるかどうかを判断する対象です。ここを曖昧にしたまま始めると、あとから「聞いていなかった」という形で効いてきます。
なお、体質や口の中の状態によって受けられない場合があることは、重みの話とは別の問題です。そちらはホワイトニングはしない方がいい?言われる理由を4つに仕分けて考えるで仕分けています。
重みを測ってから決める
順序を整理します。
まず、口の中の状態を確認します。人工物がどこにあるか、しみやすさがあるか、歯の色がどういう性質か。ここが埋まると、一覧のうち半分ほどは「自分には効かない」と分かります。
次に、目的を決めます。一度きりか維持か、期限があるか、生活のどこに置けるか。ここが埋まると、残りの項目の重みも決まります。
そして、残ったものだけを検討します。一覧に並んでいる項目を全部背負う必要はありません。多くの方にとって、実際に効くのは2つか3つです。
このうち目的は自分で決められますが、口の中の状態は確認しないと埋まりません。そこが空欄のままだと、重みも測れないままになります。
※名古屋名駅矯正歯科で提供しているホームホワイトニングは、自由診療(保険適用外)です。標準的な費用は、マウスピースをお持ちでない方が初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)・2ヶ月目以降11,000円/月(税込)、すでにマウスピースをお持ちの方が初月から11,000円/月(税込)です。期間・回数は歯の状態により異なり、診察にもとづいて決定されます。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
どの項目が自分に効くのかは、口の中を見れば整理できます。歯の状態について相談する
ホワイトニングのデメリットに関するよくある質問
元に戻せなくなることはありますか?
歯の色に関して言えば、白くした状態は時間とともに元の方向へ戻っていきます。つまり、色については戻らなくなるという性質のものではありません。
一方、人工物の色は薬剤では変わりません。天然歯との差が出た場合、それを埋めるには人工物側の作り直しという別の処置が要ります。ここは色が戻るのを待って解決する部分ではありません。
奥歯に銀歯がありますが問題になりますか?
笑ったときに見える範囲に入っていなければ、色の差が目立つ場面は限られます。人工物の項目の重みは下がります。
ただし、どこまでが見える範囲かは口元の形によって変わります。自分では見えていないつもりでも人からは見えていることがあるため、確認しておくと想定のずれを防げます。
やめたら元より悪くなりますか?
続けるのをやめた場合、色は元の方向へ戻っていきます。始める前より悪くなるという性質のものではありません。
ただし、飲食による着色は続くため、何もしなければ時間の経過とともに色は付いていきます。これはホワイトニングをした場合もしなかった場合も同じです。
まとめ|全部を背負う必要はない
デメリットの一覧は、どの項目も同じ大きさで並びます。しかし実際の重みは、口の中の状態と目的という2つの条件で決まります。
前歯に人工物があるかどうか。もともとしみやすいかどうか。一度きりか保ち続けるか。期限があるかどうか。ここが決まれば、一覧のうち自分に効くものは2つか3つに絞れます。
そのうえで、条件によらないものが2つあります。人工物の色は薬剤で変わらないこと、そして白さは永続しないこと。この2つは軽くする方法を探すものではなく、引き受けるかどうかを決めるものです。
口の中の状態は、確認しないと埋まらない欄です。ここが空いたままだと、重みは測れません。
名古屋名駅矯正歯科のホワイトニング
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※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります


