予算の目安をつけようとして値段を調べたのに、出てくるのは幅の広い相場ばかり。方式ごとに金額は並んでいるものの、自分がどこに入るのかが読み取れない。そんなところで止まってしまうことがあります。
値段が一つに定まらないのは、情報が足りないからではありません。方式によって「1回あたり」が数えているものが違い、しかも何回必要かは歯の状態で決まるためです。ここでは値段を3つの要素に分けて、どこまでが自分で決められて、どこから歯科医院で確定するのかを整理します。
ホワイトニングの値段は3つの要素で決まる
先に全体像から示します。ホワイトニングの総額は、次の3つで決まります。
① 単価。 1回あたり、あるいは1ヶ月あたりにかかる金額です。
② 必要な量。 目標の白さに届くまでに、何回受けるか・どのくらいの期間続けるかです。
③ そのあとの維持。 白さを保つために受け直すかどうか、受け直すならどのくらいの間隔かです。
相場として示されている金額のほとんどは、このうち①だけを表しています。②が決まらないと掛け算は成立せず、③を入れるかどうかで合計はさらに変わります。数字を見ても総額が読めないのは、このためです。
もう一つ、前提として押さえておきたいことがあります。ホワイトニングは審美を目的とした自由診療で、保険が適用されません。価格は歯科医院がそれぞれ設定するため、内訳の切り方も金額も医院ごとに違います。相場が一つの数字に収束しないのは、この仕組みによるものです。
なお、歯科医院で受ける方式と自宅で続ける方式を組み合わせる進め方もあります。その場合も、費用の考え方は下の3要素の組み合わせで整理できます。
「1回あたり」は方式によって数えているものが違う
同じ「1回◯円」という表示でも、その1回が何を指しているかは方式によって変わります。ここを揃えずに金額だけを横に並べても、比較したことにはなりません。
歯科医院で施術を受ける方式の「1回」
この場合の1回は、来院して薬剤を歯に当てる1回の施術を指します。受けるたびに費用が発生し、目標に届かなければもう1回受けることになります。
回数と間隔の考え方はオフィスホワイトニングとは?通う回数・持続期間・費用の考え方を整理で詳しく扱っています。
自宅で続ける方式の「1回」
こちらの1回は、施術ではなく供給される量の単位です。キット1式であったり、ジェル1ヶ月分であったりします。使った日数ではなく、届いた量に対して金額がついている形です。
そのため、同じ金額でも「何日分か」で意味が変わります。時間の流れと費用の関係はホームホワイトニングとは?始めてから白さが安定するまでの流れと費用の考え方で整理しています。
数え方が違うと、掛け算の意味も変わる
施術の回数を数える方式と、供給された量を数える方式では、掛け算の右側に入るものが違います。片方は「何回受けるか」、もう片方は「何ヶ月続けるか」です。
つまり、単価の数字が小さい方式が、総額でも小さくなるとは限りません。単価を比べる前に、その単価が何を数えたものなのかを確認する。この順番でないと、比べたつもりで比べられていない状態になります。
何回・どのくらい続けるかは、自分の歯と目標で決まる
掛け算の右側にあたる部分です。ここは方式の問題ではなく、その人の側の条件で決まります。
決め手になるのは、もとの歯の色と、目指したい白さの2つです。同じ方式を選んでも、この2つが違えば必要な量は変わります。どのくらいで目標に近づくかには個人差があります。
もう一つ、目標の置き方そのものが変わる場合があります。詰め物や被せ物が入っていると、薬剤で色が変わるのは天然の歯だけなので、どこに合わせるかを先に決める必要が出てきます。この考え方はホワイトニングはしない方がいい?言われる理由を4つに仕分けて考えるで扱っています。
ここで押さえておきたいのは、この部分は情報を集めても確定しないということです。何ページ読んでも自分の必要量は出てきません。確定させるには、口の中の状態を確認して目標を決める工程が要ります。読むほど判断が遠のいていく感覚があるとすれば、その原因はここにあります。
価格に何が含まれるかは医院ごとに違う
自由診療では、価格の設定も内訳の切り方も歯科医院に委ねられています。そのため、表示されている金額が同じでも、含まれているものが同じとは限りません。
確認しておきたいのは4つです。まず、診察や事前の歯のクリーニングが金額に入っているかどうか。次に、自宅で使うマウスピースを作る場合、その作成費が別なのか込みなのか。3つ目に、薬剤を使い切ったときの追加分の扱い。そして4つ目が、目標に届かずもう一度受ける場合や、続ける場合の金額です。
この4つがはっきりすれば、表示価格と実際に払う額のずれはほぼなくなります。逆に、ここを確認しないまま金額だけを見比べていると、あとから差が出てきます。
参考までに、月額という単位で区切られている場合の例を挙げます。名古屋名駅矯正歯科のホームホワイトニングは、マウスピースをお持ちでない方が初月22,000円(税込・マウスピース作成を含む)です。すでにお持ちの方は初月から11,000円(税込)で、2ヶ月目以降はいずれも11,000円/月(税込)になります。
初回に届くキットには、1ヶ月分のジェルのほか、しみる症状に備えた知覚過敏抑制剤が含まれます。2ヶ月目以降はジェルのお届けです。単価が1ヶ月という単位で切られているため、初月にマウスピース作成分が乗るかどうかを別にすれば、続けた月数がそのまま総額になります。
※名古屋名駅矯正歯科で提供しているホームホワイトニングは、自由診療(保険適用外)です。標準的な費用は、マウスピースをお持ちでない方が初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)・2ヶ月目以降11,000円/月(税込)、すでにマウスピースをお持ちの方が初月から11,000円/月(税込)です。期間・回数は歯の状態により異なり、診察にもとづいて決定されます。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
自分の場合に何ヶ月分が必要なのかは、歯の状態を確認したうえで決まります。まずは歯の状態を確認する
「終わる費用」と「続く費用」
3つ目の要素です。ホワイトニングで得た白さは時間とともに少しずつ戻っていくため、保ちたい場合は受け直すことになります。
ここを計算に入れるかどうかで、費用の見え方が変わります。目標に届いた時点までを合計するのか、その先1年間を合計するのかで、方式ごとの金額の並び順が入れ替わることがあります。開始時点の金額が小さいことと、1年後の合計が小さいことは、別の話です。
ただし、維持するかどうかは選べます。一度目標まで白くして、そこで区切るという進め方もあります。続けなければならない性質のものではないので、③を入れるか入れないかは、はじめに決めておけば構いません。
自分の総額を組み立てる順序
ここまでの3つを、判断できる順に並べ直します。
まず、単価が何を数えているかを確認します。 施術1回なのか、1ヶ月分なのか。ここを揃えないと、そのあとの比較がすべて成立しません。
次に、目標の白さと必要な量を決めます。 これは自分ひとりでは決まらず、歯の状態を見たうえで歯科医師と決める部分です。逆に言えば、ここさえ決まれば掛け算が成立します。
最後に、維持まで含めるかどうかを決めます。 含めるなら年単位の合計で、含めないなら目標到達までの合計で考えます。
この3つがそろって、はじめて自分の総額が出ます。単価だけを見比べている間は、金額をいくつ集めても総額には近づきません。
※名古屋名駅矯正歯科で提供しているホームホワイトニングは、自由診療(保険適用外)です。標準的な費用は、マウスピースをお持ちでない方が初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)・2ヶ月目以降11,000円/月(税込)、すでにマウスピースをお持ちの方が初月から11,000円/月(税込)です。期間・回数は歯の状態により異なり、診察にもとづいて決定されます。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
2つ目の工程は、口の中を確認できれば片がつきます。歯の状態について相談する
ホワイトニングの値段に関するよくある質問
保険は使えますか?
歯を白くすることを目的としたホワイトニングは、審美を目的とした処置にあたるため保険が適用されません。全額が自己負担になります。
なお、変色の原因や歯の状態によっては、先に別の治療が必要と判断されることがあります。その治療が保険の対象になるかどうかは、内容によって変わります。
分割で払うことはできますか?
支払い方法は歯科医院ごとに設定されています。クレジットカードでの分割払いに対応している場合もあれば、月額の形で毎月支払う仕組みになっている場合もあります。
総額を一度に用意する必要があるかどうかは、方式よりも支払いの仕組みで決まる部分です。金額を確認するときに、あわせて聞いておくと判断しやすくなります。
途中でやめたらどうなりますか?
方式によって扱いが違います。受けるたびに支払う形であれば、受けた分で支払いが止まります。月額で継続する形であれば、継続の停止をいつ・どのように申し出るのかがあらかじめ決められています。
途中でやめる可能性があると感じているなら、始める前にその手続きを確認しておくと、判断の負担が軽くなります。
まとめ|総額は「単価」だけでは出ない
ホワイトニングの値段は、単価・必要な量・そのあとの維持という3つの要素で決まります。相場として示されている金額は、このうち単価だけを表したものです。
しかも単価は、方式によって数えているものが違います。施術1回を数えているのか、1ヶ月分を数えているのか。ここを揃えないまま金額を並べても、総額の比較にはなりません。
そして必要な量は、もとの歯の色と目標の白さで決まるため、情報を集めるだけでは確定しません。ここは口の中の状態を確認して決める部分です。単価の比較で行き詰まっているとしたら、次に必要なのは、もう1ページ読むことではなさそうです。
名古屋名駅矯正歯科のホワイトニング
通院の負担を抑えたい方に向けて、オンライン診療と自宅でのケアで進めるホワイトニングをご用意しています。3Dスキャンで採得した歯型からオーダーメイドのマウスピースを作成し、歯科医師の診断のもとでホワイトニング剤と知覚過敏抑制剤をお届けします。
- 診察はオンラインで完結。マウスピースをお持ちの方は来院いただく必要がありません
- 歯型に合わせたオーダーメイドのマウスピースで、薬剤を歯の隅々まで行き渡らせます
- しみる症状に備えた知覚過敏抑制剤を同梱。経過はLINEでご相談いただけます
※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります


