「マウスピース矯正って、どのくらいの期間がかかるの?」
「なるべく早く矯正を終わらせたい!」
このような疑問や希望はありませんか?
マウスピース矯正の期間は、前歯だけを整える「部分矯正」か、奥歯の噛み合わせまで治す「全体矯正」かによって大きく異なります。一般的に、部分矯正なら3ヶ月〜6ヶ月、全体矯正なら1年〜3年が目安です。
しかし、この期間はあくまで目安。
そこで本記事では、マウスピース矯正の期間の目安を症例別に解説するとともに、治療期間が延びてしまう原因と、最短で終わらせるための5つのコツをご紹介します。
マウスピース矯正の期間目安
| 症例の重度 | 期間目安 | 対象症例 | 治療方法 |
|---|---|---|---|
| 軽度 | 3~6ヶ月 | 軽いすきっ歯、わずかな重なり | 部分矯正 |
| 中度 | 6ヶ月~1年 | 中程度の出っ歯、叢生(ガタつき) | 全体矯正 |
| 重度 | 1~3年 | 著しい噛み合わせの異常、抜歯が必要な症例 | 全体矯正・外科矯正 |
マウスピース矯正にかかる期間は、治療する範囲や歯並びの状態によって大きく異なります。結論として、前歯などを部分的に治す「部分矯正」なら3~6ヶ月、奥歯の噛み合わせまで治す「全体矯正」なら1~3年が一般的な目安です。また、歯並びの状態は「軽度・中度・重度」に分類され、症状が複雑になるほど治療期間は長くなります。
そのため、まずはご自身の歯並びがどの程度の治療を必要とするのかを把握することが、期間を見通す上でとても重要になります。
部分矯正:3〜6ヶ月
部分矯正は、主に見た目が気になる前歯を中心に治療するため、平均3ヶ月から長くても6ヶ月程度で完了することが多いです。 これは、治療範囲を限定し、比較的簡単な歯の移動で改善できる症例を対象とするからです。
「前歯のちょっとした隙間が気になる」「下の歯が少しだけガタついている」といった軽度のすきっ歯や歯の重なりが、部分矯正の良い適応となります。
結婚式や就職活動など、特定のイベントに向けて短期間で見た目の印象を改善したい方に適した治療法と言えるでしょう。
全体矯正:1〜3年
全体矯正は、奥歯を含むすべての歯を動かし、噛み合わせまで含めて根本的に治療するため、一般的に1〜3年という期間が必要です。
時間はかかりますが、見た目の美しさはもちろん、食事のしやすさや長期的なお口の健康まで考えた、質の高い治療結果を期待できるのが全体矯正になります。
「出っ歯をしっかり治したい」「ガタガタな歯並びを根本から整えたい」といった症例が対象です。
当院が取り扱っているOh my teethのBasicプランでは上下前歯に特化した部分矯正を平均3ヶ月で提供しており、長い方でも6ヶ月程度での完了を目指します。また、Proプランは上下24本の広範囲の矯正で平均6ヶ月、長い方で12ヶ月程度での完了を目標としています。
無料検査を実施していますので、どうぞお気軽にお越しください。
マウスピース矯正の治療期間が延びる原因

マウスピース矯正の期間は、治療計画だけで決まるわけではありません。実は、患者さん自身の協力度が期間に大きく影響します。
装着時間を守れない
マウスピースの装着時間が1日20時間を下回ると、歯の動きが停滞し、治療期間が延長する原因となります。 歯は、継続的に力を加えられることで初めて動くため、装置を外している時間が長いと、歯が元の位置に戻ろうとしてしまい、治療が一向に進まないからです。
推奨される装着時間を守れていないと、計画の1.5倍から2倍の期間がかかってしまうことも
。食事と歯磨きの時以外は常に装着することを習慣づけることが、期間を延ばさないための絶対条件です。
歯科医師の指示を守れない
定期的な通院や、クリニックからの指示を守らないと、治療計画に遅れが生じ、期間延長のリスクが高まります。
チェックを受けずに自己判断で次のマウスピースに進んでしまうと、マウスピースが歯に合わなくなり、作り直しが必要になることもあります。
マウスピース矯正の治療期間を短縮する5つのコツ

マウスピース矯正の期間をできるだけ短くするには、患者さん自身の積極的な協力が必要です。以下の5つのコツを実践することで、計画通りの治療完了が期待できます。
- 1日20時間(推奨は22時間)の装着を徹底する
- マウスピースを清潔に保つ
- 決められた通院やオンライン診療を必ず受ける
- アライナーチューイーを正しく使う
- 十分な睡眠とバランスの取れた食事を心がける
ただし、歯の移動速度は、年齢や骨の硬さ、生活習慣などによって個人差が大きく、必ずしも計画通りに進むとは限りません。特に、30代、40代と年齢が上がるにつれて、20代の頃よりは歯の動きが緩やかになる傾向があります。
矯正治療は提示された目安期間に±3ヶ月程度の余裕を持たせておくことをおすすめします。
まとめ
治療期間は、前歯などを対象とする部分矯正で平均3〜6ヶ月、奥歯の噛み合わせまで整える全体矯正では1〜3年が目安です。
しかし、この期間はあくまで計画上のもの。治療をスムーズに進め、最短で終わらせるためには、「1日22時間以上の装着」や「アライナーチューイーの正しい使用」といったご自身の協力が不可欠です。逆に、自己判断でマウスピースの交換を進めたり、装着時間を守れなかったりすると、期間が大幅に延びてしまう可能性もあります。
あなたの歯並びの場合、具体的に何ヶ月かかるのかを正確に知るには、歯科医師による精密検査と診断が欠かせません。
Oh my teethでは無料のオンライン診断を実施しているので、まずは自分の歯並びでどの程度の期間がかかるか確かめてみてください。
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