「せっかく矯正したのに、また歯並びが戻ってきた」
「再治療したいけど、また高額な費用がかかるのは正直キツい」
こんなお悩みや疑問を抱えていませんか?
一度は手に入れた理想の歯並びが元に戻ってしまうショックは、計り知れません。費用への不安から、再治療をためらってしまう方も少なくないでしょう。
しかし、後戻りの治療は、必ずしも初回と同じくらいの費用がかかるわけではありません。ほとんどの場合、短い期間・安い費用で、再び整った歯並びを取り戻すことが可能です。
そこで本記事では、矯正後戻りの再治療にかかる費用相場から、負担を少しでも軽くするための方法まで解説します。
後戻りの再治療前に確認すべき「保証制度」

「また高額な費用が…」と諦める前に、まず最初に確認してほしいことがあります。それは、以前治療を受けた歯科クリニックの「保証制度」です。
クリニックによっては、矯正治療後に「保証期間」を設けている場合があります。
- 保証期間内に後戻りした場合、無料で再治療してもらえる
- 通常より安い価格で再治療が受けられる
といった内容です。まずは、初回の矯正治療の契約書を引っ張り出して、保証に関する項目がないかチェックしてみましょう。
書類が見当たらない場合は、クリニックに直接電話で問い合わせてみるのが確実です。
ただし、リテーナー(歯並びを固定する装置)の装着をやめてしまったなど、ご自身の都合による後戻りの場合は、保証の対象外となることが多いので注意が必要です。
いずれにせよ、追加費用なしで治せる可能性がゼロではないので、まずは確認してみる価値は十分にあります。
【ケース別】矯正後に後戻りした際の再治療にかかる費用相場
保証が使えなかった場合、次に気になるのは「じゃあ、実際いくらかかるの?」という具体的な金額ですよね。後戻りの再治療費用は、後戻りの程度によって大きく2つのケースに分かれます。
| 治療範囲 | 費用相場 | こんな人向け |
|---|---|---|
| 部分矯正 | 10万円 ~ 70万円 | 前歯だけなど、限定的な後戻りの方 |
| 全体矯正 | 60万円 ~ 170万円 | 奥歯の噛み合わせまでズレている方 |
ケース①:部分矯正で済む場合(費用相場:10万~70万円)
「前歯の隙間がまた開いてきた」「下の歯が1本だけ少しガタついてきた」など、後戻りが前歯などの一部分に限られている場合は、部分矯正で対応できることがほとんどです。
動かす歯の範囲が少ないため、治療期間も短く、費用も比較的リーズナブルに済みます。
- 治療法:マウスピース矯正、ワイヤー矯正(前歯のみ)など
- 期間の目安:約2ヶ月~1年
特にマウスピース矯正は、部分矯正を得意としており、目立ちにくく通院回数も少ないため、再治療で選ぶ方が増えています。
ケース②:全体矯正が必要な場合(費用相場:60万~170万円)
後戻りが奥歯にまで及んでいたり、噛み合わせ全体がズレてしまっていたりする場合は、全体矯正が必要になります。
歯並び全体を動かすため、治療期間は長くなり、費用も高額になります。しかし、見た目だけでなく、噛み合わせという機能面もしっかりと改善できるのが特徴です。
- 治療法:マウスピース矯正、ワイヤー矯正(表側・裏側)など
- 期間の目安:約6ヶ月~1年半
初回の矯正よりは安くなることが多い?
「全体矯正だと、結局また初回と同じくらいかかるの?」と不安に思うかもしれませんが、ご安心ください。
再矯正は、初回よりも費用が安く、期間も短く済むケースが多いです。なぜなら、一度動かした歯は、骨の中の組織が記憶しているため、再び動かす際にスムーズに動きやすいからです。
もちろん、後戻りの状態によっては初回と同程度の費用・期間がかかることもありますが、多くの場合は負担が軽くなる傾向にあると知っておくだけでも、少し気持ちが楽になります。
再矯正の費用を賢く抑える5つの方法
再治療の費用は、決して安いものではありません。しかし、いくつかのポイントを知っておくだけで、負担を大きく減らせる可能性があります。
方法①:気づいたら「すぐ」相談する
「もう少し様子を見よう…」と放置してしまうと、後戻りはどんどん進行し、軽度だったはずが重度の後戻りになってしまうことも。
そうなると、部分矯正で済んだはずが全体矯正になり、費用も期間も何倍にも膨れ上がってしまいます。
おかしいなと思ったら、その時点ですぐに歯科医師に相談することが、結果的に一番安く済ませるコツです。
方法②:複数のクリニックで見積もりを取る
再矯正の費用は、クリニックによって大きく異なります。治療方針や使用する装置、料金設定が違うためです。
面倒に感じるかもしれませんが、必ず2~3院以上のクリニックでカウンセリングを受け、詳細な見積もりをもらいましょう。
総額だけでなく、追加料金(調整料、再診料など)は発生しないか?・保定装置(リテーナー)の費用は含まれているか?などを比較検討することで納得のいくクリニックを選ぶことができます。
方法③:追加料金のない「定額制(トータルフィー)」を選ぶ
矯正治療では、「治療が長引いた」「装置が壊れた」などの理由で、当初の見積もり以上に追加料金が発生することがあります。
その不安を解消してくれるのが、治療開始から終了までにかかる全ての費用が最初に決まっている「定額制(トータルフィー制度)」です。これなら、後から想定外の出費に悩まされる心配がありません。カウンセリングの際に、料金体系についてもしっかり確認しましょう。
方法④:分割払いやデンタルローンを活用する
まとまったお金は用意できないという方でも、再治療を諦める必要はありません。多くのクリニックでは、
- 院内での分割払い
- クレジットカード払い
- デンタルローン(歯科治療専用のローン)
といった支払い方法に対応しています。金利手数料がかかる場合もありますが、月々の負担を1万円以下に抑えながら治療を始めることも可能です。
方法⑤:「医療費控除」を申請する
再矯正の費用は、保険適用外の自費診療ですが、「医療費控除」の対象になる可能性があります。
医療費控除とは、1年間で支払った医療費が10万円を超えた場合に、確定申告をすることで納めた税金の一部が還付される制度です。噛み合わせの改善など、「機能的な問題を解決するための治療」と認められれば、支払った費用に応じて数万円が戻ってくることも。
詳しくは国税庁のホームページを確認するか、クリニックで相談してみましょう。
まとめ
再治療の費用相場は、部分的な後戻りなら10万円から、全体的な後戻りでも60万円からが目安となり、多くの場合、初回の治療よりも費用と期間を抑えることが可能です。
そして、費用を抑えるコツは、後戻りに気づいた時点ですぐに歯科医師へ相談することに尽きます。。
後戻りを治すための選択肢は、あなたが思っているよりもたくさんあります。費用の不安で一歩を踏み出せずにいるなら、まずは当院の無料診断で歯科医師の話を聞いてみませんか?O戻りを二度と起こさないための維持方法まで丁寧にサポートいたします。まずは無料診断でお気軽にご相談ください。
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