歯科医院で「オパールエッセンスを使っています」と言われた。その場ではうなずいたものの、それが何なのかは分からないまま帰ってきた。そういうことがあります。
そして、この名前について出てくる説明は一つにまとまっていません。歯型を取って専用のマウスピースを作る、と書かれているものがある一方で、トレーに入っているのでそのまま装着できる、と書かれているものもあります。
矛盾しているわけではありません。同じ名前のなかで、別の製品を指しているからです。とくに自宅で使うものは、歯型を取るものと取らないものに分かれます。
オパールエッセンスは、1つの薬剤の名前ではない
公式に並んでいる製品を見ると、この名前が指している範囲が分かります。
自宅で使うもの。歯科医院のなかで使うもの。トレーを作るためのシート。歯の色を確かめるための見本。トレーを保管するケース。これらがすべて、同じブランド名のもとに置かれています。
つまりオパールエッセンスは、一つの薬剤につけられた名前ではなく、製品群の名前です。「オパールエッセンスの使い方」に単一の答えが出てこないのは、このためです。
ここから先で扱うのは、そのうち歯を白くする薬剤にあたるものです。
自宅で使うものは、2通りに分かれる
自宅用のなかにも、性質の違う2つがあります。
歯型を取って作るトレーを使うもの
一つは、オパールエッセンス10%のように、歯科医院で自分の歯型からトレーを作り、そこにジェルを入れて使うものです。主成分は過酸化尿素で、濃度は10%と記載されています。
始めるまでには、歯型を取ってトレーができあがるのを待つ工程が入ります。
歯型を取らない、あらかじめ入っているもの
もう一つは、オパールエッセンスGoのように、既製のトレーにジェルがあらかじめ充填されているものです。主成分は過酸化水素で、濃度は6%と記載されています。
公式には、カスタムトレーの作製が不要であること、トレーが口の中の体温で歯列に合わせて変形すること、そして単回で使い切るものであることが記載されています。使い方は1日90分を10日間と示されています。
同じブランド名でも、この2つは渡されるものの形からして違います。
「歯科で扱うのに歯型を取らない」という形がある
ここが、整理のしにくいところです。
自宅で行うホワイトニングは、「歯科医院で歯型から作るトレーを使うもの」と「市販されているもの」の2つに分けて説明されることが多くあります。この分け方は自宅でホワイトニングはできる?市販品と歯科のホームホワイトニングの違いを解説にも書きました。
既製トレーのものは、このどちらにも収まりません。歯科医院で扱われるものでありながら、歯型は取らないためです。
では、この違いは自分にとって何を意味するのか。4つあります。
始まる日が変わります。 歯型を取る形では、トレーができあがるまでの待ち時間が入ります。既製のトレーであれば、その工程がありません。
トレーの合わせ方の考え方が変わります。 一方は自分の歯列に合わせて作り、もう一方は装着したときに形が合っていく設計です。なお、これは市販されている熱で軟らかくするタイプのトレーとは別のものです。その違いはホームホワイトニングのマウスピースとは?作り方・費用・使い方と市販品との違いで扱いました。
日々の手順が変わります。 洗って繰り返し使うトレーと、単回で使い切るものとでは、使ったあとにやることが違います。
続けるときの足し方が変わります。 ジェルだけを追加するのか、一式ごと追加するのか。ここは総額の積み上がり方にも関わります。
どちらが優れているという話ではありません。始め方と続け方が違う、ということです。
※名古屋名駅矯正歯科で提供しているホームホワイトニングは、自由診療(保険適用外)です。標準的な費用は、マウスピースをお持ちでない方が初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)・2ヶ月目以降11,000円/月(税込)、すでにマウスピースをお持ちの方が初月から11,000円/月(税込)です。期間・回数は歯の状態により異なり、オンライン診療にもとづいて決定されます。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
名古屋名駅矯正歯科が扱っているのは、オーダーメイドのマウスピースを作る形です。始めるまでの流れも含めて相談できます。オフィスホワイトニングの詳細はこちら
歯科医院のなかで使うものは、また別
自宅用とは別に、歯科医院のなかで使うものもあります。
オパールエッセンスBOOSTがこれにあたります。公式には、混合前の過酸化水素の濃度が35%であること、1日に15〜20分の施術を最大3セットまで行えることが記載されています。自宅に持ち帰って使うものではありません。
自宅で使うものと歯科医院で受けるものを組み合わせる進め方もあります。その役割分担はデュアルホワイトニングとは?2つを併用する理由を役割の違いから解説に整理しました。
名前だけを聞いた段階では、自宅の話なのか院内の話なのかが判別できません。ここも、説明が食い違って見える一因です。
濃度の数字は、そのまま横に並べられない
10%、6%、35%。並べると、数字の大小で強さが決まるように見えます。
ただ、過酸化尿素と過酸化水素は別の物質です。同じ物差しの上に乗っていないため、数字だけを比べても意味が出ません。
濃度と使用時間がどう組まれているのかはホームホワイトニングのジェルとは?濃度が低いのは「弱い」からではないに分解してあります。数字の見方はそちらに譲ります。
自分が案内されたものを特定する3つの確認
次に歯科医院へ行くときに、この3つを聞けば特定できます。
どこで使うのか。 自宅で使うものなのか、院内で受けるものなのか。
トレーは作るのか、渡されるのか。 歯型を取る工程があるかどうかです。ここが分かると、始まる日の見当がつきます。
主成分はどちらか。 過酸化尿素なのか、過酸化水素なのか。
もう一つ添えておきます。公式の製品ページには、医療機器として承認された旨が記載されているものと、その記載がないものがあります。表示の有無は製品ごとに異なるため、自分が使うものがどういう区分にあたるのかは、扱っている歯科医院で確認できます。聞いて差し支えのない内容です。
※名古屋名駅矯正歯科で提供しているホームホワイトニングは、自由診療(保険適用外)です。標準的な費用は、マウスピースをお持ちでない方が初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)・2ヶ月目以降11,000円/月(税込)、すでにマウスピースをお持ちの方が初月から11,000円/月(税込)です。期間・回数は歯の状態により異なり、オンライン診療にもとづいて決定されます。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
歯型を取る形であっても、通院が増えるとは限りません。名古屋名駅矯正歯科は診察がオンラインで完結し、マウスピースをお持ちでない方だけが歯型のスキャンで一度ご来院いただく形です。所要は15分ほどです。オフィスホワイトニングの詳細はこちら
オパールエッセンスに関するよくある質問
歯科医院でしか手に入りませんか?
取り扱いの有無は歯科医院ごとに異なります。
そのうえで、歯の内部の色に働きかける薬剤は歯科医師の管理下でのみ扱えるという線引きがあります。この境界そのものは自宅でホワイトニングはできる?市販品と歯科のホームホワイトニングの違いを解説にまとめました。
歯型を取るタイプのほうが良いのですか?
良し悪しの話ではありません。始まるまでの日数、トレーの合わせ方、使い切りかどうか。違うのはこの3点です。
どちらが自分に合うかは、歯の状態と生活の条件で決まります。歯並びに重なりがある場合など、トレーの密着の条件が仕上がりに関わることもあるため、そこは診てもらったうえで決める部分になります。
濃度が高いほうが早く白くなりますか?
濃度と使用時間はセットで組まれているため、濃度だけを取り出して比べることができません。
この関係はホームホワイトニングのジェルとは?濃度が低いのは「弱い」からではないで扱っています。
どれを使うかは自分で選べますか?
扱っている製品と、どれが適応になるかの判断は歯科医院側にあります。
ただ、希望や気になっている点があれば伝えて構いません。歯型を取る工程を避けたい、しみるのが不安、といった条件は進め方の相談材料になります。
まとめ|名前ではなく、渡されるもので決まる
オパールエッセンスは一つの薬剤の名前ではなく、自宅用・院内用・トレーの材料・色の見本までを含む製品群の名前です。説明が食い違って見えるのは、同じ名前で別のものを指しているためです。
自宅用は、歯型を取って作るトレーを使うものと、既製のトレーにあらかじめ入っているものに分かれます。前者の主成分は過酸化尿素、後者は過酸化水素で、後者は単回で使い切る形です。
そして既製トレーのものは、「歯科のカスタムトレーか市販品か」という一般的な分け方のどちらにも収まりません。歯科医院で扱われながら、歯型を取らないためです。ここが分かると、始まる日も日々の手順も見通せます。
名前を聞いただけでは決まりません。どこで使うのか、トレーは作るのか、主成分はどちらか。次に聞くのはこの3つで足ります。
名古屋名駅矯正歯科のホワイトニング
通院の負担を抑えたい方に向けて、オンライン診療と自宅でのケアで進めるホワイトニングをご用意しています。3Dスキャンで採得した歯型からオーダーメイドのマウスピースを作成し、歯科医師の診断のもとでホワイトニング剤と知覚過敏抑制剤をお届けします。
- 診察はオンラインで完結。マウスピースをお持ちの方は来院いただく必要がありません
- 歯型に合わせたオーダーメイドのマウスピースで、薬剤を歯の隅々まで行き渡らせます
- しみる症状に備えた知覚過敏抑制剤を同梱。経過はLINEでご相談いただけます
※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります

