歯科医院のページを開いても、使う薬剤の名前がどこにも書かれていない。並んでいるのは濃度の数字だけで、何の数字なのかも判然としない。口に入れるものなので中身を知っておきたいのに、そこで足が止まる。そういう引っかかり方をします。
書かれていないことには、理由がついています。そしてもう一つ、成分と濃度の手前に、自分で確認できて、しかも判断に効く層があります。ここではその2つを開きます。
成分と濃度は、すでに整理してある
先に、ここで扱わない部分を置いておきます。
薬剤が歯に対して何をしているのかはホワイトニングの仕組み|「色素を分解する」の中身は何かにまとめました。起きているのは酸化で、薬剤から生じた活性酸素種が、歯の中にある色のついた化合物を酸化する反応です。
自宅で使うものと歯科医院で使うものの成分の関係、そして濃度と使う時間がセットで決まっている理由はホームホワイトニングのジェルとは?濃度が低いのは「弱い」からではないにあります。
ここから先で扱うのは、この2つでは片づかない層になります。
医院のページに製品名が書かれていないことがある
まず、引っかかりやすい点からです。
医薬品や医療機器の販売名は、一般の人に向けた広告には出さないという扱いになります。歯科医院のページに使用する薬剤の製品名が見当たらないのは、情報を伏せているからとは限らないわけです。
ただし、患者が自分から調べて見に行くタイプのウェブサイトについては、一定の条件を満たせば載せられる形も残されています。だから載っている医院と載っていない医院に分かれます。書いていないことが不誠実さを意味するわけではない、というところが要点です。
では、名前が分からないなら何も確認できないのか。そうではありません。
分かれ目は、国内で承認されたものかどうか
ここからが中心です。
国が示している考え方では、ホワイトニングについて、承認を得ている医薬品を使い、自由診療である旨と標準的な費用を書く場合は、そのまま広告してよいとされています。
一方、承認を得ていないものを使う場合は、扱いが変わります。書き方に条件が付き、示す項目が増えることになります。
ここで先に誤解を潰しておきます。 承認を得ていないことは、違法という意味ではありません。危険だと決まったという意味でもありません。使うこと自体は想定されており、そのうえで示すことが増えるという区分の違いになります。
つまり患者の側から見ると、成分名や濃度よりも先に、その薬剤がどちらの区分にあるのかという手前の層がある、ということになります。
承認を得ていないものを使う場合、示すことが決まっている
では、その場合に何を示すのか。大きく4つに分かれます。
承認を得ていないものであること。 まずこれを明示するよう求められています。
どうやって入手したものか。 歯科医師が個人輸入したものであれば、その旨を明記することとされています。国内に同じ成分のものがあり、その効能・効果で使う場合であっても、入手経路は示すことになっています。
国内に同じ成分のものがあるかどうか。 同じ成分や性能を持つ国内承認のものがあるかを記載し、そちらに流通管理などの条件が付いている場合はその旨も書くよう求められています。
諸外国での扱い。 欧米の主要国で承認されている場合は、その国の添付文書にある重大な副作用や使用状況を、日本語で分かりやすく説明するよう求められています。そして承認している国がないなど情報が不足している場合は、重大なリスクが明らかになっていない可能性があることを明示することとされています。
ここから分かるのは、確認を求めることが特別な行為ではないということです。これらは、示されるべきものとして制度に位置づけられたものです。聞きにくいことを無理に聞き出す、という性質の話ではないわけです。
※歯科医院で受けるホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。費用・回数は医院や使用するシステムにより異なります。施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)ことがあり、詰め物・被せ物などの人工物は薬剤では色が変わりません。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
※名古屋名駅矯正歯科はオフィスホワイトニングを提供していません。名古屋名駅矯正歯科で提供しているホームホワイトニングは、自由診療(保険適用外)です。標準的な費用は、マウスピースをお持ちでない方が初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)・2ヶ月目以降11,000円/月(税込)、すでにマウスピースをお持ちの方が初月から11,000円/月(税込)です。期間・回数は歯の状態により異なり、オンライン診療にもとづいて決定されます。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
中身を聞いてから決めたい、という進め方は自然なものです。オフィスホワイトニングの詳細はこちら
カウンセリングで聞く一言
実際にどう聞けばいいか。ここは短く済みます。
「使う薬剤は国内で承認されたものですか」
これで足ります。答えが「承認されたもの」であれば、そこで確認は終わりです。
「承認されていないもの」という答えであれば、先ほどの残り3つに進みます。どうやって入手したものか。国内に同じ成分のものがあるか。海外ではどう扱われているか。
そして繰り返しになりますが、答えによって優劣が決まるわけではありません。決まるのは、自分が何を選んでいるのかが分かる、ということです。選んだうえで進めるのと、分からないまま進めるのとでは、あとから何かあったときの受け止め方が変わります。
名古屋名駅矯正歯科の場合
自院についても触れておきます。
名古屋名駅矯正歯科は、オフィスホワイトニングを提供していません。承っているのは、自宅で進めるホームホワイトニングです。
そのホームホワイトニングについては、国内で承認された薬剤のみを使用すると定めています。
診察はオンラインで完結し、始めたあとも歯科医師に直接たずねられる形です。中身を聞いてから決める、という進め方が取りやすい形ではあります。
※名古屋名駅矯正歯科で提供しているホームホワイトニングは、自由診療(保険適用外)です。標準的な費用は、マウスピースをお持ちでない方が初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)・2ヶ月目以降11,000円/月(税込)、すでにマウスピースをお持ちの方が初月から11,000円/月(税込)です。期間・回数は歯の状態により異なり、オンライン診療にもとづいて決定されます。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
聞きたいことを整理した状態で相談できます。オフィスホワイトニングの詳細はこちら
オフィスホワイトニングの薬剤に関するよくある質問
濃度が高いほうが効きますか?
濃度と使う時間はセットで設計されるため、濃度だけを取り出して比べても効きの比較になりません。
この関係はホームホワイトニングのジェルとは?濃度が低いのは「弱い」からではないに分解してあります。
光を当てる薬剤とそうでない薬剤がありますか?
どちらの形も取られます。光を使うシステムと、薬剤のみで進めるシステムの両方が使われています。
そのうえで、光が反応に対して何をしているのかは確認できていません。この点はホワイトニングの仕組み|「色素を分解する」の中身は何かに書いたとおりです。
市販のものと同じ成分ですか?
同じではありません。歯の内部の色に働きかける成分は歯科医師の管理下でのみ扱えるため、市販品には配合できないという線引きです。
境界の引かれ方は自宅でホワイトニングはできる?市販品と歯科のホームホワイトニングの違いを解説にあります。
薬剤の名前を聞いても答えてもらえますか?
聞くこと自体に問題はないと考えて構いません。広告に出さない扱いになっていることと、診療の場で説明されないことは別の話です。
名前そのものより、承認されたものかどうかのほうが判断に効きます。名前を覚えて帰る必要はありません。
まとめ|成分の先に、確認できる層がある
歯科医院のページに薬剤の製品名が書かれていないのは、販売名を一般向けの広告に出さない扱いになっているためです。伏せているとは限らないわけです。
そのうえで、成分と濃度の手前には別の層が置かれています。その薬剤が国内で承認されたものかどうかです。承認を得ているものを使う場合と、そうでないものを使う場合とでは、示すことになっている内容が変わります。
承認を得ていないことは、違法でも、危険と決まったことでもありません。ただし、その場合には承認を得ていないこと・入手経路・国内に同じ成分のものがあるか・諸外国での扱いを示すこととされています。情報が不足している場合には、そのことも明示する決まりです。
だから、確認を求めるのは特別なことではないわけです。聞くのは一言で足ります。「使う薬剤は国内で承認されたものですか」。
名古屋名駅矯正歯科のホワイトニング
通院の負担を抑えたい方に向けて、オンライン診療と自宅でのケアで進めるホワイトニングをご用意しています。3Dスキャンで採得した歯型からオーダーメイドのマウスピースを作成し、歯科医師の診断のもとでホワイトニング剤と知覚過敏抑制剤をお届けします。
- 診察はオンラインで完結。マウスピースをお持ちの方は来院いただく必要がありません
- 歯型に合わせたオーダーメイドのマウスピースで、薬剤を歯の隅々まで行き渡らせます
- しみる症状に備えた知覚過敏抑制剤を同梱。経過はLINEでご相談いただけます
※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります

