部分矯正ができない症例とは?適用外と診断された時の対処法も紹介

「前歯だけ気になるから、部分矯正で安く・早く治したい」と考える方は少なくありません。

確かに部分矯正は、短期間・低コストで前歯の見た目を整えられる魅力的な治療法です。

しかし、すべての症例に対応できるわけではなく、無理に行うと噛み合わせ悪化や再治療につながるリスクもあります。

この記事では、部分矯正ができない症例の特徴や治療の限界、全体矯正との違い、失敗を防ぐためのクリニック選びのポイントまで詳しく解説します。

矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

部分矯正ができないケースとは?

部分矯正は「前歯の軽い歯並びの乱れを整えたい」という人に向いている治療ですが、すべての人に適応できるわけではありません。

歯を動かす範囲や症状によっては、部分矯正では対応できず、全体矯正や他の治療法が必要になるケースもあります。

ここでは、代表的な「部分矯正できない症例」を紹介します。

歯の重なりが大きい(叢生が4mm以上)

歯と歯が大きく重なり合っている「叢生」が強い場合は、部分矯正では改善が難しくなります。

特に4mm以上の重なりがあると、前歯だけを少し動かす治療では歯列全体のバランスが崩れてしまう可能性が高く、抜歯や全体矯正が必要になるケースが多いです。

部分矯正はあくまで「軽度なガタつき」を整えるのに適した方法なので、大きな歯の重なりには対応できない点を理解しておきましょう。

抜歯が必要になるほど歯を大きく動かすケース

部分矯正は、前歯を中心にした狭い範囲で歯を整える治療です。

そのため、歯列全体のスペースを確保するために抜歯が必要となるような大規模な歯の移動には対応できません。

特に歯のサイズと顎の大きさのバランスが合わず、歯を並べる余地がない場合は、部分矯正ではなく抜歯を伴う全体矯正が選択肢となります。

そのため、抜歯が必要と診断された場合は、部分矯正ではなく全体矯正を検討することが大切です。

噛み合わせの根本的改善が必要な症例

部分矯正は、前歯の見た目を整えることに特化した治療方法です。したがって、奥歯を含めた噛み合わせ全体に問題がある場合には対応できません。

例えば「奥歯がしっかりかみ合っていない」「上下の歯がずれている」といった根本的な噛み合わせの異常は、部分矯正では改善できず、全体矯正や外科的治療を組み合わせるのが一般的です。

したがって、噛み合わせの問題を軽視して部分矯正を選んでしまうと、後悔や再治療につながる可能性がある点を理解しておきましょう。

骨格的な問題(出っ歯・受け口・顎のずれ)

部分矯正は歯の位置を限られた範囲で整える治療なので、顎の骨格に起因する問題には対応できません。

出っ歯(上顎前突)や受け口(下顎前突)、左右どちらかに顎がずれているなどの骨格的な問題は、ワイヤーを用いた全体矯正や外科手術といった大掛かりな治療が必要になります。

「歯だけ動かせば良い」と考えがちですが、骨格が原因となっている場合は必ず専門医の診断を受け、適切な治療方法を選択することが重要です。

歯根の移動や大幅な歯の向き変更が必要な症例

部分矯正は、歯の傾きや位置を軽く整える程度の移動に向いています。

そのため、歯の根(歯根)を大きく動かしたり、著しく傾いている歯の角度を修正したりするケースには適していません。

例えば、歯が大きくねじれていたり、横に倒れ込んでいる場合には、部分矯正では対応しきれず、全体矯正で歯根からしっかりと位置を調整する必要があります。

このような症例では、専門医による正確な診断を受け、適切な方法を選ぶことが大切です。

部分矯正と全体矯正の比較

ぶたの貯金箱とお金と電卓

部分矯正と全体矯正は噛み合わせを含めて歯並び全体を改善できる方法です。

費用や期間、得られる効果には大きな違いがあるため、自分の目的に合わせて選ぶことが重要です。

ここでは両者を比較しながら、それぞれの特徴を整理していきます。

費用と期間の違い

部分矯正は平均3〜6ヶ月で完了し、費用も33万円程度からと比較的安価に始められます。

一方で、全体矯正は66〜88万円が相場で、治療期間も半年から3年と長期にわたるケースが多いです。

短期間・低コストで見た目の改善を求めるなら部分矯正が向いていますが、根本的な噛み合わせや骨格的な問題まで改善したい場合は、全体矯正を選ぶ必要があります。

目的と負担のバランスを考えて、自分に合った治療法を選びましょう。

改善できる範囲と効果の違い

部分矯正は前歯の軽度なズレや隙間といった「見た目の改善」に特化しています。

そのため、歯並びの印象を整えるには十分ですが、噛み合わせや骨格的な問題までは解決できません。

一方、全体矯正は奥歯を含めて歯列全体を動かすため、噛み合わせや機能面まで根本的に改善できます。

咀嚼のしやすさや発音への影響も含め、長期的な安定性を得やすいのが大きなメリットですが、治療期間が長くなるなどのデメリットも見逃せません。

「短期間で見た目だけ整えたい」のか、「機能面まで改善して将来の歯の健康を守りたい」のか、自分の目的によって最適な治療法を選ぶ必要があるでしょう。

部分矯正ができないと診断されたら

部分矯正を希望しても、診断の結果「この方法では対応できない」と言われることがあります。

だからといって矯正治療自体を諦める必要はありません。全体矯正や他の治療法に切り替えるなど、状況に応じた解決策を選ぶことが可能です。

ここでは、部分矯正が適用外と診断されたときに検討すべき主な選択肢を紹介します。

マウスピース全体矯正を検討する

部分矯正で対応できない場合、第一の選択肢となるのがマウスピースを用いた全体矯正です。

透明で目立ちにくく、取り外しが可能なため、見た目や日常生活への負担を軽減しながら歯列全体を整えることができます。

また、費用や期間は部分矯正に比べて大きくなりますが、噛み合わせや歯列全体のバランスを改善できるのが大きなメリットです。

「前歯だけでなく全体をきれいにしたい」「部分矯正では限界がある」と診断された方に適した方法といえるでしょう。

セカンドオピニオンを受ける

部分矯正が「適用外」と診断されても、必ずしも一つの医院の判断だけで決める必要はありません。

矯正歯科医の経験や治療方針によって適応の判断が異なることがあるため、別の医院でセカンドオピニオンを受けることは有効です。

また、複数の専門医に意見を聞くことで、自分の症例が本当に部分矯正で対応できないのか、あるいは全体矯正が必要なのかをより正確に見極められます。

「本当に部分矯正は不可能なのか」と疑問に感じたら、必ずセカンドオピニオンを取り入れるようにしましょう。

部分矯正で後悔しないクリニック選びのポイント

チェックと書かれたメモ

部分矯正は適応範囲が限られるからこそ、正しく診断してくれるクリニックを選ぶことが大切です。

ここでは、チェックすべきポイントを整理し、ご紹介します。

適用外も正直に説明してくれるか

後悔しないクリニックの条件は「できる症例だけでなく、できない症例もきちんと説明してくれること」です。

利益優先で無理に部分矯正をすすめる医院を選んでしまうと、治療途中で失敗や再治療につながる可能性が高まります。

逆に、適用外の症例について正直に伝え、全体矯正や他の治療法を提案してくれる医院であれば、安心して相談できます。

診断時の説明がわかりやすく誠実かどうかを、医院選びの基準にするとよいでしょう。

複数プランを提示して比較できるか

信頼できるクリニックは、部分矯正だけを一方的にすすめるのではなく、全体矯正や他の治療方法も含めて複数のプランを提示してくれます。

さらに、それぞれのメリット・デメリットや費用、治療期間について具体的に説明してくれるかどうかも重要な判断基準です。

「なぜ部分矯正が適しているのか」「全体矯正を選ぶとどう変わるのか」といった点を丁寧に説明してくれる医院なら、納得したうえで治療を始められるでしょう。

無料診断やアフターサポートがあるか

部分矯正は適応範囲が限られるため、治療前に正確な診断を受けることが欠かせません。

無料診断を設けているクリニックであれば、気軽に専門的な判定を受けられるだけでなく、費用面の不安も少なくなります。

また、治療中や治療後のフォロー体制も重要です。

矯正治療は数ヶ月で終わっても、後戻り防止のためのリテーナー管理や定期チェックが必要になります。

治療完了後までしっかりサポートしてくれる医院を選ぶことで、安心して治療を継続できるでしょう。

通院負担を減らせる仕組みがあるか

部分矯正は比較的短期間で完了するとはいえ、定期的な通院が必要です。

そのため、通院回数や移動時間の負担をできるだけ減らせる体制を整えているかどうかは、医院選びの大切なポイントとなります。

近年では、オンラインで経過をチェックできるシステムや、来院頻度を最小限に抑えられる仕組みを導入しているクリニックも増えています。

こうした環境があれば、仕事や学業と両立しながら治療を続けやすくなります。

Oh my teeth(オーマイティース) では、原則通院不要のシステムを採用しており、初回の診断以降はオンラインで診療が可能です。

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追加費用なしで料金が明確か

矯正治療でよくある後悔の一つが「当初の説明になかった追加費用が発生した」というケースです。

装置の再作成や治療期間の延長に伴って費用が膨らみ、結果的に想定以上の負担になることも少なくありません。

安心して治療を続けるためには、初めから「総額が決まっているか」「途中で追加費用がかからないか」を確認しておくことが大切です。

部分矯正のリスクと注意点

部分矯正は費用や期間を抑えられるメリットがありますが、適応を誤ると治療効果が不十分になるだけでなく、新たなトラブルを招くこともあります。

ここでは代表的なリスクと注意点を整理しておきましょう。

無理に行うと噛み合わせが悪化する

部分矯正は前歯など一部だけを動かすため、噛み合わせ全体を調整することはできません。

もともと奥歯や顎のバランスに問題がある人が無理に部分矯正を行うと、かえって上下の噛み合わせがずれてしまうリスクがあります。

結果として食事がしにくくなったり、顎関節症の原因につながる可能性もあるため注意が必要です。

後戻りしやすく再治療が必要になる

部分矯正は治療範囲が限られる分、歯が安定しにくく「後戻り」が起こりやすい傾向があります。

特に、治療後にリテーナーを装着しない場合や舌で前歯を押す癖が残っている場合は、短期間で歯並びが元に戻るケースもあります。

再治療が必要になれば、費用や時間がかえって大きくかかることになるので大きなリスクとなるでしょう。

歯根吸収や歯茎下がりのリスク

矯正治療では歯を動かすために力を加えるため、その影響で歯の根が少しずつ短くなる「歯根吸収」や、歯ぐきが下がって歯が長く見える「歯茎下がり」が起こることがあります。

どちらも進行すると歯の寿命に影響する可能性があるため注意が必要です。

特に部分矯正は「短期間で見た目を整えたい」というニーズから急速に歯を動かすケースもあり、その分こうしたリスクが高まることがあります。

必ず事前に精密検査を受け、自分の歯や骨の状態に合った安全な計画で進めることが大切です。

安さだけで選んで失敗するケース

部分矯正は「低価格」を売りにするクリニックも多くありますが、安さだけで選ぶのは危険です。

診断が不十分で本来全体矯正が必要な症例に部分矯正を行ってしまうと、結局思ったような改善が得られず、後で高額な再治療を受けることになりかねません。

費用だけでなく、診断力・治療実績・サポート体制を必ず確認して選ぶことが大切です。

まとめ

部分矯正は、前歯の軽度なズレや隙間を短期間で整えられる便利な治療法ですが、適応範囲が限られているため、誰にでも向いているわけではありません。

  • 歯の重なりが大きい、抜歯が必要、骨格的な問題がある場合は適応外になりやすい
  • 部分矯正は見た目の改善が中心で、噛み合わせや機能改善には不向き
  • 無理な治療や安さ重視の選び方は、噛み合わせ悪化や再治療につながるリスクがある
  • 後悔を避けるには、誠実な診断と明確な料金体系を持つクリニックを選ぶことが重要

特にOh my teeth(オーマイティース)では、原則通院不要のシステムと追加費用のかからないトータルフィー制度を採用しており、忙しい社会人でも安心して治療を進めやすい環境が整っています。

まずは無料診断を受けて、自分が部分矯正に適しているかどうかを専門家に確認してみましょう。

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